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在宅透析のメリットは?
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通院がないので身体への負担が少なく、自分のライフスタイルに合わせて透析ができます。
就業率も高く、長時間透析が可能です。その上、社会問題になっている「院内感染」は絶対に起こりません。
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デメリットは何ですか?
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介護者が必要です。また、透析者・介護者共に透析の訓練が必要です。しかし、(個人差はありますが)約3週間で介護者共々、知識と技術が一定以上のレベルになるので安心です。 最近では、5〜6名のグループで介助者(専任看護師)を1名雇って行う方法もあります。
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夜間、家庭で熱や頭痛、腹痛などで困った時、どうしたらいいのですか?
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在宅透析のセンターを設置した医療機関では、24時間オンコール体制をとっていますので、いつでも連絡出来ます。緊急時には、在宅支援施設の担当医と相談の上、早急に対処します。
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質問者:男性 30歳 透析歴4年 |
自分で穿刺するのは難しくはないですか?(穿刺ホールの現状) |
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回答者:近畿大学堺病院 今田聰雄先生 |
簡単ですが、誰か介助者がそばにいないと出来ません。
我々は「穿刺を挿入に変える」工夫をしています。挿入なら1人でもできます。
要するに慣れればよいことで、穿刺も特別なことではありません。 |
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質問者:男性 30歳 透析歴4年 |
機械や透析液について。宅配されるのでしょうか? |
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回答者:近畿大学堺病院 今田聰雄先生 |
宅配です。専門業者が運送を引き受けてくれています。
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質問者:男性 30歳 透析歴4年 |
病院へは定期的に通院しなければいけませんか? |
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回答者:近畿大学堺病院 今田聰雄先生 |
月に1〜2回、検査と体調管理のために定期的に通院をしてもらっています。 |
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質問者:男性 30歳 透析歴4年 |
自宅では携帯電話などがあるが大丈夫ですか? |
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回答者:近畿大学堺病院 今田聰雄先生 |
電磁波をプロテクトした在宅用の個人透析機を使用しています。
でなければ、電話機を使用することで透析機器には影響の無いように工夫します。
しかし、施設透析では携帯電話の使用を禁止しています。透析機器は精密機械です。
また同時に精密機械である輸液ポンプなどが同時に使われている場合が多く、携帯電話でこれらが誤作動をした事実があります。
従って透析が治療であるという観点からは、携帯電話が禁止されることは、むしろ当然です。
ただ、それらの機器をシールドすることは可能です。
また、透析機器はシールドされていますが、皆さんが一斉に携帯を使うと云うことになる と問題が起こります。
特定の個人にだけ携帯を許すと云うことは、どのような理由があろうと、責任問題が発生するので、何処の施設もしないと思います。 |
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質問者:男性 30歳 透析歴4年 |
在宅透析は、腹膜透析とは違うのですよね? |
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回答者:近畿大学堺病院 今田聰雄先生 |
在宅透析は、血液透析です。
持続携行式腹膜透析(CAPD)の弱点は、10年くらい続けると腹膜機能が低下することと、人によっては透析不足になることです(透析不足の発生は4時間未満の血液透析でも同じです)。
CAPDの弱点を補う方法として「CAPDと血液透析を組み合わせる方法」もあります。
出来れば週に1日だけ血液透析をやり、その前後はCAPDを休む方法です。
このように組み合わせて透析を行う方法を、当院では既に4年以上やっています。 |
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質問者:男性 30歳 透析歴4年 |
医療保険について教えて下さい。 |
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回答者:近畿大学堺病院 今田聰雄先生 |
CAPDは全額保険からです。
在宅血液透析も同じで、透析機械は全額保険で出してくれますが電気代や水道代金が個人負担です。 |
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質問者:男性 30歳 透析歴4年 |
除水量などについて、自分で決定してもいいのですか? |
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回答者:近畿大学堺病院 今田聰雄先生 |
基本的には自分で決めればよいと思いますが、通院の時に相談をして決めています。 |
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